CBC賞は◎のセイウンコウセイ3着も… 先週のレースをSPAIA予想陣の結果とともに振り返る

SPAIA編集部

2019年のCBC賞を制したレッドアンシェル

Ⓒ三木俊幸

豪雨の中でCBC賞を制したのは?

6月30日、中京競馬場ではサマースプリントシリーズの第2戦CBC賞(GⅢ・芝1200m)が行われた。当日は昼前から本格的に雨が降り始め、メインレースが行われる時間はバケツをひっくり返したような豪雨に見舞われた。サマーシリーズ全レースで行われる予想対決「サマーSPAIAシリーズ」の第2戦でもあったこのレースの結果はどうだったのか振り返っていこう。

ハナを切ったのはトップハンデ58kgのセイウンコウセイ、2番手にラインスピリット、以下ビップライブリー、ショウナンアンセムなど先団は固まって前半600mを34.9で通過。

直線、大外から追い込んできたレッドアンシェル、最内から馬群を割ってきたアレスバローズ、間は粘るセイウンコウセイと3頭の争いとなったが、最後に抜けたのはレッドアンシェルだった。

勝ちタイムは1:09.8、2着にアレスバローズ、3着はセイウンコウセイという決着だった。

2019年のCBC賞のゴール前ⒸSPAIA

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SPAIA予想陣では、門田氏と喜畑氏が3着のセイウンコウセイを本命にしていた。

門田氏は6つのデータのうち5つに該当していたレッドアンシェルを高評価していたものの、前走条件戦を使っていた馬の勝率が0%というデータを重視し、対抗評価としたのがアダとなった。素直に本命にしていればよかっただけに、少々悔やまれる結果となった。

喜畑氏は1、2着馬をしっかりと押さえていたものの、馬券はセイウンコウセイからの馬連3点とビップライブリーとのワイド1点を購入していたため、こちらも惜しかった。馬券の買い方を間違った形となってしまった。

三木氏は道悪巧者のショウナンアンセムを本命にしていたが、12着と大敗。ここまで大雨になってしまっては、道悪の巧拙の問題ではなかったのかもしれない。

サマーSPAIAシリーズ2戦目終了時の結果ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

2戦を終えた時点で結果は上記の通りとなっている。


《予想記事》
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ラジオNIKKEI賞は馬場適性の差が出たレースに

福島競馬場では3歳馬によるハンデ重賞ラジオNIKKEI賞(GⅢ・芝1800m)が行われた。こちらも大雨に見舞われ、不良馬場でのレースとなった。

スタートして、外からランスオブプラーナがハナを奪うかと思ったが、先手を取ったのはダディーズマインドだった。それをディキシーナイトがぴったりとマークし、2番手。3番手にマイネルサーパスという隊列でレースは流れる。

4コーナーで外からブレイキングドーンが早めに進出する形で直線コースへ。内からマイネルサーパスも追い上げたものの、そのままブレイキングドーンが突き抜けて重賞初制覇を果たした。3着には、最後方で待機していたゴータイミングが入った。

勝ちタイムは1:49.8、不良馬場ながら、ブレイキングドーンは中団からでも35.9という上がりを使っており、馬場適性が高かったといえるだろう。

予想は本命に推したディキシーナイトが11着に終わるなど、またしても不良馬場を読み切ることができずに残念な結果に終わった。これで、2週連続で雨に泣かされた形となる。今週こそは良馬場でレースが行われてほしいところだ。


《予想記事》平均上がりは34.9 ラジオNIKKEI賞の馬場に合うのはどの馬か?