【宝塚記念】クロワデュノールにのしかかる“2週前倒し” メイショウタバルら大阪杯組が浮上か
SPAIA編集部

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ドバイ組不在で、国内GⅠ組の精査が課題
14日に阪神競馬場で上半期の総決算、宝塚記念(GⅠ・芝2200m)が開催される。今年は大阪杯、天皇賞(春)を制し、史上初となる「春古馬三冠」の偉業に挑むクロワデュノールが参戦。現役最強候補の1頭が歴史の扉を開くのか、それとも別路線組の逆襲があるのか、例年以上の熱を帯びた一戦となる。
ここでは京都開催だった24年も含む過去10年のデータを使用し、ローテーションに見られる特徴を探っていく。

直近10回では、ドバイワールドカップデーからの臨戦馬が計3勝と中心となっていたが、今年は世界情勢の都合により該当馬が不在。そのため、有力馬の多くを占める国内GⅠ組の精査が馬券検討の最重要課題となる。そこで今回は、前走国内GⅠ組について考察をしていく。
春古馬三冠へ待つ高い壁
まず王道となるのは、当レースと同じく「春古馬三冠」に数えられる2路線だ。集計期間内の前走レース別成績は以下の通り。
前走・天皇賞(春)
【3-2-4-30】勝率7.7%、複勝率23.1%
前走・大阪杯組
【2-4-2-23】勝率6.5%、複勝率25.8%
※GⅡ時代【0-0-0-1】を除く
勝ち数、勝率でわずかに上回る天皇賞(春)組から見ていく。前走1着馬は【1-0-2-1】複勝率75.0%とサンプルは少ないが安定傾向にある。
ただし、大阪杯1着→天皇賞(春)1着と、GⅠを連戦した2017年キタサンブラックは、1番人気ながら9着に敗戦。父同様の臨戦過程となるクロワデュノールにとって、気になるデータだ。
加えて、昨年以降は宝塚記念の開催時期が2週前倒しとなり、天皇賞(春)からの間隔は「中5週」に詰まった。GⅠ連戦、それもJRA・GⅠ最長の3200m戦を走った次走としては決して楽な条件ではない。春古馬三冠達成へ立ちはだかる壁は高い。
他の着順にも触れると、6、7着馬は【0-2-2-3】複勝率57.1%と勝ち馬は出てないが、巻き返し傾向。なかでも、好走した4頭は前走で3~5番人気と支持を集めていた。
これには前走5番人気6着のタガノデュードが合致。こちらも中5週のローテは懸念材料だが、2走前の大阪杯ではダノンデサイルとクビ差の4着と善戦しており、2、3着候補として一考の余地がある。
一方の前走・大阪杯組についても、着順別に絞ってみる。2~4着は【1-2-0-8】複勝率27.3%と、数字自体は強調できない。ただし、前走5番人気以内の馬に限ると【1-2-0-2】複勝率60.0%と信頼度が跳ね上がる。
前年当レースを快勝したメイショウタバル、前走4角で位置を落とす不利があったダノンデサイルはともに上積み要素もある。中5週で臨むクロワデュノールと比べれば、条件面では相対的に優勢とも考えられ、逆転があっても不思議はない。
“直行”実績あるノーザンF生産馬
最後に、ミュージアムマイルとレガレイラが該当する前走・有馬記念組【0-0-0-1】について見ていく。両馬とも約5か月半ぶりの実戦となる。昨年、同過程を踏んだレガレイラ(2番人気)は11着に敗れたが、当時は骨折明け初戦。ローテーション自体が悪いとは言い切れない。
2頭を生産したノーザンファームは近年、このような「直行ローテ」で好成績を収めている。21年以降、GⅠ勝ち馬が中16週(約4か月)以上の間隔で「国内GⅠ→国内GⅠ」のローテを取った際は、【10-6-3-15】勝率29.4%、複勝率55.9%、複回収率も117%と優秀だ。
実際、今春もクロワデュノール(大阪杯)やスターアニス(桜花賞)がこのパターンでGⅠを制している。あくまで参考程度にはなるが、2頭ともグランプリホースという点を踏まえれば、軽視は危険だろう。
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