「芝×父ミスプロ系」で単複回収100%超 M.デムーロ騎手の「プラス条件」「マイナス条件」
東大ホースメンクラブ

ⒸSPAIA
9日(土)に帰国後初勝利
先週9日(土)の京都7RではM.デムーロ騎手がテンエースワンで勝利。これがアメリカから帰国後、これが復帰初勝利となった。翌日の橘S(L)でもスペルーチェで3着に好走するなど、徐々に調子を上げてきている。
そこで今回はM.デムーロ騎手についてデータ分析を行い、「プラス条件」「マイナス条件」を検証していく。なお、データは2021年1月5日~2026年5月10日までのものを使用する。
少頭数で持ち味発揮

<M.デムーロ騎手の「プラス条件」>
芝×14頭立て以下【82-80-85-420】
勝率12.3%/連対率24.3%/複勝率37.0%/単回収率84%/複回収率87%
芝×父ミスタープロスペクター系【37-27-33-210】
勝率12.1%/連対率20.8%/複勝率31.6%/単回収率110%/複回収率102%
新潟ダート【7-10-8-36】
勝率11.5%/連対率27.9%/複勝率41.0%/単回収率153%/複回収率118%
■芝×14頭立て以下
コスモキュランダでマクリを決めて勝利した弥生賞に象徴されるように、豪快な騎乗が持ち味のM.デムーロ騎手。このような騎乗は頭数が少ない方が決まりやすい側面もあってか、15頭立て以上の場合よりも14頭立て以下のレースで好走率、回収率ともに上昇している。
・芝×14頭立て以下:勝率12.3%/複勝率37.0%/単回収率84%/複回収率87%
・芝×15頭立て以上:勝率9.2%/複勝率29.2%/単回収率71%/複回収率83%
■芝×父ミスタープロスペクター系
騎乗馬の血統に関するデータでは、芝レースにおける父ミスタープロスペクター系と相性が抜群。単複の回収率はともに100%を超えている。特に狙い目なのが以下4頭の産駒だ。
・ロードカナロア【8-3-2-33】
勝率17.4%/複勝率23.9%/単回収率139%/複回収率69%
・ドゥラメンテ【6-4-3-20】
勝率18.2%/複勝率39.4%/単回収率111%/複回収率87%
・ルーラーシップ【5-3-5-25】
勝率13.2%/複勝率34.2%/単回収率127%/複回収率93%
・レイデオロ【3-1-2-9】
勝率20.0%/複勝率40.0%/単回収率610%/複回収率227%
M.デムーロ騎手は過去に、ドゥラメンテやサートゥルナーリア、リオンディーズなど、ミスプロ系の馬で数々の実績を上げてきた。そうした背景からも、この系統は彼の騎乗スタイルと好相性なのかもしれない。今週の騎乗予定馬にも複数の該当産駒がおり、注目したい。
■新潟ダート
コース別では、新潟ダートを得意としており、複勝率は40%超。特に新潟ダート1800mでは【5-6-5-23】で、勝率12.8%、複勝率41.0%、単勝回収率209%、複勝回収率137%を記録している。好走率だけでなく、馬券妙味も十分だ。
一方の芝コースでは、開催中の新潟(内・外)、京都(内)のほか、中山や阪神(外)で注目したい。
・京都内回り【8-6-10-64】
勝率9.1%/複勝率27.3%/単回収率131%/複回収率112%
・新潟芝外回り【8-9-9-44】
勝率11.4%/複勝率37.1%/単回収率92%/複回収率152%
・新潟芝内回り【8-3-7-40】
勝率13.8%/複勝率31.0%/単回収率153%/複回収率76%
・阪神芝外回り【11-10-8-56】
勝率12.9%/複勝率34.1%/単回収率106%/複回収率95%
・中山芝【36-28-36-156】
勝率14.1%/複勝率39.1%/単回収率97%/複回収率97%
鬼門の小倉コース

<M.デムーロ騎手の「マイナス条件」>
小倉競馬場【2-5-3-51】
勝率3.3%/連対率11.5%/複勝率16.4%/単回収率23%/複回収率41%
ダート1400m以下×6〜8枠【15-20-19-139】
勝率7.8%/連対率18.1%/複勝率28.0%/単回収率33%/複回収率61%
ダート×距離延長【20-31-17-189】
勝率7.8%/連対率19.8%/複勝率26.5%/単回収率44%/複回収率76%
■小倉競馬場
芝、ダート問わず、小倉コースはM.デムーロ騎手にとって鬼門と言える。芝ダート別の成績は以下の通り。夏競馬まで覚えておきたいデータだ。
・芝【2-2-3-31】
勝率5.3%/複勝率18.4%/単回収率37%/複回収率43%
・ダート【0-3-0-20】
勝率0.0%/複勝率13.0%/単回収率0%/複回収率38%
■ダート1400m以下×6~8枠
ダート1400m以下において、枠別での傾向を見ると回収率は中枠>内枠>外枠の順となっている。
・1~3枠【15-16-15-127】
勝率8.7%/複勝率26.6%/単勝回収率84%/複勝回収率79%
・4~5枠【13-13-11-81】
勝率11.0%/複勝率31.4%/単勝回収率103%/複勝回収率90%
・6~8枠【15-20-19-139】
勝率7.8%/複勝率28.0%/単勝回収率33%/複勝回収率61%
内枠と外枠の好走率は大差ないが、ダートは砂を被りにくい外枠が優勢であり、人気も集めやすい。その結果、回収率には大きな差が生まれている。外枠では割引が必要だ。
■ダート×距離延長
ダートでは、距離延長ローテの馬と相性があまり良くないデータが出ている。騎乗馬の前走距離別成績は以下の通り。
・距離延長【20-31-17-189】
勝率7.8%/複勝率26.5%/単勝回収率44%/複勝回収率76%
・同距離【51-46-48-294】
勝率11.6%/複勝率33.0%/単勝回収率84%/複勝回収率91%
・距離短縮【21-29-28-180】
勝率8.1%/複勝率30.2%/単勝回収率61%/複勝回収率81%
全体的には、同距離>距離短縮>距離延長の順で成績が良く、距離延長ローテではやや割引が必要となりそうだ。

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
《関連記事》
・【ヴィクトリアマイル】二冠牝馬エンブロイダリー、オークス馬カムニャックは消し ハイブリッド式消去法
・東京芝1600m×先行馬は“単回率339%”で妙味大あり サートゥルナーリア産駒のプラス条件、マイナス条件
・芝は「距離短縮」「北海道」が単回100%超で絶好の狙い目 キタサンブラック産駒のプラス条件、マイナス条件
