【大阪杯】クロワデュノールとダノンデサイルに明暗 複勝率80%超データが後押しする最右翼は

SPAIA編集部

大阪杯の所属別成績(過去9回),ⒸSPAIA

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関東馬にとっての鬼門レース

5日に阪神競馬場で第70回大阪杯が行われる。今年は中東情勢の悪化により、当初はドバイ遠征を予定していたクロワデュノールとダノンデサイルの新旧ダービー馬が揃って参戦を表明。一気に豪華なメンバー構成となった。

ここではGⅠ昇格後9回分のデータを分析し、レース傾向に合致する今年の注目馬を紹介する。

★人気

人気別成績,ⒸSPAIA


1、2番人気が【6-2-3-7】計6勝、複勝率50%超と一定の信頼度を持ち、さらに4番人気も【1-2-2-4】複勝率55.6%。上位人気のうち1~2頭は馬券に絡むイメージだ。以下、6~9番人気が【2-3-2-29】複勝率19.4%と、中穴帯にも好走ゾーンが存在する。

★所属

所属別成績,ⒸSPAIA


大阪杯は関東馬にとって鬼門と言われ続けているように、過去9年でも美浦所属は【0-2-2-34】複勝率10.5%で勝ち星はない。栗東所属馬が9勝と圧倒しており、美浦所属馬にとっては依然として高い壁となっている。

★年齢

年齢別成績,ⒸSPAIA


4歳【3-3-5-30】複勝率26.8%、5歳【6-5-3-37】複勝率27.5%が好走の大半を占める。一方の6歳以上は【0-1-1-38】複勝率5.0%と明確に劣勢だ。

★脚質

脚質別成績,ⒸSPAIA


逃げ【2-0-1-6】複勝率33.3%、先行【5-4-1-18】複勝率35.7%、マクリ【1-1-1-2】複勝率60.0%と、勝負どころで前目に位置取っている馬が優勢。直線の短い内回りコースだけあって、差し馬は良くて2、3着まで…というパターンが目立つ。

なお、今年は21~23年と同じAコース使用となるが、この3年についても馬場問わず逃げ、先行馬が勝利していた。

★種牡馬系統

種牡馬系統別成績,ⒸSPAIA


ディープインパクト系をはじめとしたサンデーサイレンス系が6勝、次いでキングカメハメハ系を中心としたミスタープロスペクター系が2勝で続く。直近2年は後者に含まれるロードカナロア産駒が2勝、2着1回と勢いに乗っている。

★馬体重

馬体重別成績,ⒸSPAIA


500kg以上【7-2-5-27】複勝率34.1%と、馬格のある馬のアベレージが高い。一方、499kg以下は複勝率15%を割り込んでいる。

前走は負けて強し

この他、今年の大阪杯では以下の条件を注目データとして取り上げる。

注目データ,ⒸSPAIA


<注目データ>
継続騎乗【8-6-5-44】
勝率12.7%/連対率22.2%/複勝率30.2%
⇛前走GⅠ×栗東所属【3-2-1-1】
勝率50.0%/連対率66.7%/複勝率83.3%
※GⅠ昇格後9回

ここでは上位人気確実のクロワデュノールとダノンデサイルの明暗を分けるデータをピックアップ。鞍上の乗り替わり有無について見ていきたい。

阪神芝2000mというトリッキーなコース形態も手伝ってか今回乗り替わりとなる場合は【1-3-4-61】複勝率11.6%とすこぶる悪い。3番人気以内に限っても【0-1-0-6】複勝率14.3%で、マカヒキやサトノダイヤモンド、タスティエーラといったGⅠホースも馬券外に沈んでいる。

ダノンデサイルは騎乗停止中の戸崎圭太騎手に替わって、坂井瑠星騎手と初コンビを組む。若駒の頃から乗り難しいといった旨のコメントが散見されていた馬だけに、「一発回答」できるかは一つの焦点になるだろう。

一方で継続騎乗組を前走クラス別で絞ると、GⅠ組が【3-2-1-5】複勝率54.5%と高い安定感を示しており、さらに不振の関東馬を除くと複勝率は83.3%まで上昇する。

<今年の注目馬>
クロワデュノール
・栗東所属4歳馬
・先行脚質
・馬体重500kg以上(前走参照)
・父サンデー系
・継続騎乗×前走GⅠ

前年のダービー勝ち馬で、皐月賞も2着に好走。覇を競ったマスカレードボールは天皇賞(秋)を、ミュージアムマイルは有馬記念を制しており、能力に疑う余地はない。

昨年のジャパンCは「2025年ロンジンワールドベストレース」を受賞した世界最高峰の一戦であった。差し、追込脚質が上位を占める中で、先行して4着に粘った内容は着順以上に評価できる。さらに、凱旋門賞帰り初戦だった点も踏まえれば100%の状態ではなく、まだ上があるはず。

また、本来は持ち前の機動力や競馬センスで勝負するタイプ。大箱の東京コースからトリッキーな阪神内回りへの舞台替わりもプラスに働くとみる。

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