トップは35勝のC.ルメール騎手 西村淳也騎手が期間内14勝で3位浮上【3月1日終了時の騎手リーディング】

三木俊幸

2026年3月1日終了時点の騎手リーディングの顔ぶれ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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勝負強さが際立つ「重賞4勝」

2月の東京開催では雪の影響により途中でレースが取りやめになり、翌日も東京と京都の両開催が中止となった。その後、2日順延するという冬らしい天候に左右される出来事もあったが、今年初のGⅠレース、3歳クラシックトライアルが行われるなど開催は進み、3月1日終了時点で騎手リーディングトップに立ったのはC.ルメール騎手だった。

前回の2月1日終了時点では17勝で2位という順位だったが、今回の集計期間である2月7日から3月1日までの開催8日間の日別成績は1→2→2→1→1→4→5→2と全てで勝利し、全体トップとなる18勝を加算。35勝で2位に9勝差をつけている。

期間内の勝率は30.5%。18勝のうちトロヴァトーレで東京新聞杯、ドリームコアでクイーンC、スティンガーグラスでダイヤモンドS、そしてコスタノヴァとのコンビでGⅠのフェブラリーSを優勝し、重賞4勝と大一番での勝負強さは際立った。


2026年3月1日終了時点の騎手リーディング,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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2位は前回集計時の5位から順位を上げた川田将雅騎手。こちらも2→2→2→4→3→0→0→1と前半から中盤にかけて絶好調で、期間内2位タイとなる14勝を上積みして26勝とした。

騎乗数が39回と少ないこともあるが、期間内の勝率35.9%、連対率66.7%はルメール騎手を上回る成績で、単回収率でも109%を記録している。厩舎別で最多の4勝をあげた「中内田充正厩舎」に所属するソンシに騎乗して阪急杯を勝利。601,717,000円を獲得して賞金ランキングにおいても2位へと順位を押し上げた。


岩田望来騎手は単回収率142%

同じく26勝ながら2着の回数差で3位となったのは西村淳也騎手。2月1日終了時には12勝で6位という順位だったが、0→2→1→3→0→4→1→3と1日3勝以上が3回と、固め打ちが多くあり、今回の期間内では2位タイの14勝を記録した。そのうち8勝が「1番人気」でのもので、勝率50.0%、連対率68.8%、複勝率81.3%、単回収率120%、複回収率106%と大きく順位を押し上げる要因ともなったと言っていい。

先日のチューリップ賞ではタイセイボーグとのコンビでゴール前の接戦を制して優勝、今年の重賞初勝利もあげた。そうした活躍もあって、賞金ランキングでは451,964,000円で4位にランクアップしている。

2月1日終了時点でトップの18勝をあげ、好発進を決めた岩田望来騎手は2週目にサウジアラビアへの遠征もあって期間内の騎乗数53回と少なかったのもあるが、7勝の上積みに止まり25勝で4位へと順位を下げた。

人気別の成績を見ると「1番人気」で【3-1-0-2】勝率50.0%、単回収率113%、「7番人気」ではラッキーキッドとのコンビで制したヒヤシンスSを含め【2-0-0-0】勝率100.0%、単回収率2575%という成績を残したこともあり、期間内トータルの単回収率も142%。上位にランクインしている騎手の中では最も高かった。


ラッキーキッド,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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5位は23勝の松山弘平騎手。2月1日終了時点では10勝で7位という順位だったが、今期間内は3→2→1→1→1→1→2→2と8日間全てでコンスタントに勝利を重ねて、13勝を上積みした。

今年はここまで重賞勝利はなく、インパクトは大きくないが、期間内のクラス別成績では「ダート未勝利戦」で【7-3-2-6】勝率38.6%、連対率55.6%、複勝率66.7%、単回収率117%。その他にも、「乗り替わりで前走1.0〜1.9秒差負け」だった馬に騎乗したケースで【3-0-2-6】勝率27.3%、複勝率45.5%、単回収率139%、複回収率134%と、馬券的にもおいしい配当を提供したことが見てとれる。

《ライタープロフィール》
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。

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