【弥生賞】波乱の使者は「キャリア豊富」な「舞台巧者」 今年は展開利期待の爆穴候補が浮上(訂正)
逆瀬川龍之介

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単勝20倍以上で馬券に絡んだ6頭をチェック
弥生賞は本命党も穴党も楽しめるレースだ。直近10年の3連単の配当を見ると、5000円未満が4回。対照的に30万円を超える大穴も2回あり、昨年も7→2→5番人気の決着で8万円超えの高配当となっている。そこで今回は近年の好走馬に共通する傾向をチェック。今年の激走馬を導き出したい。
■中山芝2000m実績
主場4場の中で最もタイトな中山内回りとあって、舞台適性が問われやすい。注目すべきは、今回と同じ中山芝2000mで実績のある馬だ。
過去10年のなかで単勝オッズ20倍以上で馬券に絡んだ馬は計6頭いたが、このうち2022年に9番人気で3着に入ったボーンディスウェイは同舞台の葉牡丹賞(1勝クラス)を制しており、2024年は6番人気1着コスモキュランダが1勝クラスで2着と好走、同年の9番人気3着シリウスコルトも芙蓉S(オープン)を勝利した実績があった。
単勝オッズ20倍未満ではあったものの、昨年の7番人気1着ファウストラーゼンもホープフルS(GⅠ)の3着馬であり、同年5番人気3着のアロヒアリイも中山芝2000mの1勝クラス戦2着からの臨戦で3着好走と、ここ最近は特に“中山芝2000m実績馬”の破壊力が凄まじいので要注目だ。
<中山芝2000mで好走歴あり>
・アメテュストス
・ステラスペース
■キャリア
上記データに該当する6頭を改めてチェックしてみると、うち5頭がキャリア4戦以上と比較的実戦経験が豊富な馬であった。
前年11月の新馬勝ちから直行で2着に入ったシュヴァルツリーゼ(2019年/6番人気)は例外中の例外。成績に傷がない“エリート”も魅力に映るが、弥生賞に限っては敗戦を糧に力をつけてきた“雑草型”を狙いたい。
<キャリア4戦以上>
・アメテュストス
・コスモギガンティア
・ステラスペース
・モウエエデショー
■重賞の善戦実績
最後も同じ6頭から、重賞での善戦歴に注目。上で触れたシュヴァルツリーゼを除く5頭は、すべて重賞で勝ち馬から0秒8差以内の競馬をしていた実績があった。強敵相手に程よく負けているだけで人気を落とす馬がいたら軽視禁物だ。
<重賞で0秒8差以内の負けがあった馬>
・アドマイヤクワッズ
・アメテュストス
・ステラスペース
・タイダルロック
・テルヒコウ
・ライヒスアドラー
展開利も期待できる波乱の使者
今年の登録12頭のうち、すべての条件を満たしているのがアメテュストスとステラスペースの2頭。どちらにもチャンスがありそうだが、ここではステラスペースを取り上げたい。
メンバー中最多タイのキャリア7戦を誇り、直近3戦は中山芝2000mを使われているように舞台経験も豊富だ。2走前の1勝クラス勝ちは逃げてスローペースを味方につけた印象もあったが、続く前走の京成杯でも好位からの競馬で0秒3差5着と健闘した。重賞で通用する実力は示している。
今回もハナか、好位からの運びとなりそうで、いずれにしても展開利に期待ができる。末脚にかける人気馬たちを尻目に、早めのスパートで押し切ってほしい。
相手はアドマイヤクワッズ、アメテュストス、タイダルロック、パントルナイーフ、ライヒスアドラーの5頭。アメテュストス絡みの馬券は厚めに買っておく。
《ライタープロフィール》
逆瀬川龍之介
国内の主要セール、GIのパドックはもちろん、時には海外のセリにも足を運ぶ馬体至上主義のライター。その相馬眼を頼りにする厩舎関係者、馬主は少なくない。一方、マニアック、かつ実用的なデータを駆使して、ネット媒体や雑誌などにも寄稿するなど、マルチな才能を持っている。
※本文内で「芙蓉S(1勝クラス)」と記載しておりましたが、正しくは「芙蓉S(オープン)」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。
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