【チャンピオンズC】前走ダートGⅠ組が圧倒 ナルカミよりもメイショウハリオ、シックスペンスが狙い目

SPAIA編集部

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前走敗戦組に妙味あり

7日に中京競馬場で開催されるチャンピオンズカップ(GⅠ・ダ1800m)。下半期のダート王決定戦にメイショウハリオやウィルソンテソーロといったお馴染みのベテラン勢が顔をそろえ、そこにナルカミとルクソールカフェの3歳勢、さらには4歳のニューヒロイン候補ダブルハートボンドら新たな勢力が王座を狙い参戦してきた。

直近10年の3連単平均配当が28万6092円という難解な一戦を解くカギは…?ここではローテーションに見られる特徴を探っていく。

チャンピオンズC、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA


チャンピオンズCの特徴と言えば、とにかく“前走格”が重要。過去10年の前走クラス別成績を見ると、前走ダートのGⅠ・JpnⅠ組が【8-7-4-43】勝率12.9%、複勝率30.6%と中心で、回収率も単勝193%、複勝139%と妙味もある。

興味深いのが前走1着【3-2-0-10】複勝率33.3%に対して前走2~3着が【3-3-3-12】複勝率42.9%と好走率では上回っている点。しかも後者は単回収率455%、複回収率167%を誇り、コース替わりでの逆襲がひとつの狙い目と言える。

今年のメンバーではジャパンダートクラシックで圧巻のパフォーマンスを見せたナルカミに注目が集まるが、データ的にはJBCクラシック2着のメイショウハリオやダート初挑戦のマイルチャンピオンシップ南部杯で2着と好走したシックスペンスが狙い目だ。

また、上記データで牝馬は【1-0-0-4】と好走例は少ないものの、JBCレディスクラシックで2着だったテンカジョウも候補の一頭。唯一の好走例である2015年のサンビスタも前走JBCレディスクラシック2着からの臨戦で大穴を開けた。


みやこS組も巻き返しに注意

一方、前走ダートGⅠ・JpnⅠ以外からの臨戦は過去10年で【2-3-6-83】勝率2.1%、複勝率11.7%に留まっている。

その中で最も3着以内馬を多く出しているのが前走みやこステークス組の【0-1-5-28】複勝率17.6%で、こちらも前走1着馬【0-1-0-8】複勝率11.1%に対して2着以下が【0-0-5-20】複勝率20.0%と敗退組に妙味がある。

4着ラムジェットは出遅れて4角13番手と後方からの競馬を強いられながら、最後は次元の違う末脚で追い込んで4着まで巻き返した。不良馬場で前が残る展開だったことを思えば悪くない内容と言える。

7着アウトレンジも馬場に泣いただけで、2走前の帝王賞では現役最強の一角ミッキーファイトとタイム差なしの接戦を演じた実績馬。中京コースは未経験だが、立ち回りの上手さに定評があるタイプで舞台は向きそう。巻き返しがあっていい。

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