ゴールデンイーグルに挑んだパンジャタワーは5着 ラッセルボールディングS参戦のシュトラウスは6着

SPAIA編集部

ゴールデンイーグルに挑んだパンジャタワー,ⒸSPAIA

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橋口師「力を出し切れたとは言えない内容。悔しい」

1日、オーストラリアのランドウィック競馬場競馬場で行われた諸競走にJRA所属馬が参戦。賞金総額10億円のビッグレースとしても注目を浴びるゴールデンイーグル(芝1500m)にはNHKマイルカップの覇者パンジャタワーが挑み、結果は5着だった。

慣れ親しんだ松山弘平騎手とのコンビで挑んだパンジャタワーはスタートでやや立ち遅れ、道中はインを立ち回って徐々に挽回。最後の直線も狭いスペースからしぶとく前を追いかけたが、5番手での入線となった。

橋口慎介調教師はレースを振り返り「スタートが決まらず、窮屈なポジションでの競馬になってしまった。力を出し切れたとは言えない内容だったので悔しいです」とコメント。

また、前日から当日にかけての雨により水分を含んだ馬場となっており、この日はインコースが伸びない傾向でもあった。橋口師も「もう少し外をスムーズに回れたら、直線で外に切り替えることができたらまた違った結果だったのではないかとジョッキーも言っていた」と語り、「輸送、現地での調整も含めて良い状態で臨むことができた。結果だけが残念」と悔しさをにじませた。

レースは地元の4歳牝馬・オータムグローが優勝。デビューからの連勝を8に伸ばし、2着セパルス、3着エヴァポレイトで決着した。

オータムグロー,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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武井師「難しいポジションになってしまった」

シュトラウス,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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ゴールデンイーグルのひとつ前、7レースに行われたラッセルボールディングステークス(芝1300m)にJ.モレイラ騎手とのコンビで挑んだシュトラウスは6着。スタートでやや出遅れ後方からの運びとなり、最後の直線で前が開いてからは鋭い伸びを見せたが、追い上げ及ばず敗れた。

武井亮調教師はレース後、当初のプランでは「もう少し前の位置が取れたらという話はしていた」ことを明かしつつ、「ジョッキーはスタートの一歩目は出たと言っていたが、二の脚がつかず、ペースに対応できずにあの位置になってしまった。ちょっと難しいポジションになってしまった」と振り返った。

レースは地元のジミーズスターが優勝。2着はレディシェナンドー、3着にはシュトラウスと同じモーリス産駒の豪州産馬マズが入った。

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