【有馬記念】タイトルホルダー反動の心配なし エフフォーリアVならトウカイテイオー以来の快挙

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遠征帰り&上位人気で鉄板?

有馬記念は一年間の古馬中距離戦線を締めくくる大一番。今年は春の王者タイトルホルダーに、天皇賞馬イクイノックス、ジャパンC馬ヴェラアズール、女王ジェラルディーナなど、GⅠ馬7頭の好メンバーとなった。ローテーションに見られる特徴を探っていく。

過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA



過去10年、優勝馬の前走は菊花賞が3頭、天皇賞(秋)とジャパンCが各2頭、凱旋門賞、コックスプレート、アルゼンチン共和国杯が各1頭。

凱旋門賞組を含む「前走海外」の馬は好走率が高く、特に5番人気以内なら【2-1-2-0】。言い換えると、有馬で上位人気になるような国内のエース格が「海外遠征の反動を苦に大敗」といったシナリオは起きていないということ。ちなみに、期間を広げても04年タップダンスシチー2着が増えるだけ。タイトルホルダーは信頼でいいだろう。

菊花賞組などの3歳馬については、ダイレクトに実績が問われる。GⅠ馬なら【3-1-2-2】の好成績。着外は菊花賞9着→ジャパンC7着から臨んだワンアンドオンリーと、8枠16番に泣いた昨年のタイトルホルダー。今年のイクイノックスは、皐月賞2着→ダービー2着→秋天1着→有馬というローテーション。昨年のエフフォーリアと、皐月賞が1着か2着か、という点以外はぴたりと一致している。こちらも侮れない。

その他、エリザベス女王杯1着からの参戦は【0-0-0-4】、ジャパンC1着からは【0-1-1-2】で、ジェラルディーナとヴェラアズールは強調しにくい。

最後に宝塚記念以来の実戦となるエフフォーリアだが、3か月以上の休み明けだった馬は【0-0-0-1】でサンプル不足。よって分かりません、では締まらないので、1986年以降という期間で再調査すると【1-1-1-15】。勝ったのは皆さまご存知トウカイテイオー。甘くはなさそうだが、勝てば29年ぶりの快挙だ。



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